リフティングがそこまで上手ではない私でもそれなりには張り合えたので、本物のロナウジーニョのレベルには遥か遠い技術力のそっくりさんだったが、いい汗を流すことができた。
●現地のサッカー事情
現地に入って数日経つが、ファベーラと呼ばれる貧民街にはまだ立ち寄っていないからだろうか、ストリートでサッカーをする少年たちをまだ一度も見かけていない。
サッカー王国ブラジル。通り名のごとく街を歩けば至るところでサッカーをする少年たちの姿が見られると思っていたので、少し拍子抜けした。おそらく、首都リオデジャネイロで一般的な観光をする分には、ストリートサッカーをしている少年たちを見かける機会はあまりないのではないだろうか。
ただ、コパカバーナ海岸に複数サッカーゴールが設置されていたことは流石だと感じた。日本ではあまり見られない光景だ。砂浜の上で、アクロバティックなプレーを楽しむことができる。素直に羨ましい。
写真撮影にも快く応じてくれたそっくりさん。一般観光客には5R(150円くらい)のチップを求めていたが、ともにボールを蹴った仲だったからだろうか。僕には金銭を要求してこなかった。ボールは「トモダチ」。そのボールでともに楽しんだ人も、また「トモダチ」だ。