阪神の福留孝介が7月30日、甲子園で行われた中日戦でプロ野球史上69例目のサイクル安打を達成した。試合も阪神が8－2で勝利している。
過去には中日時代の2003年6月8日に広島戦で達成した福留。それから13年の時を経て再び偉業達成の機会がめぐってきた。
二回に先制のソロ本塁打を放つと、四回には中安打で出塁。五回に回ってきた打席では打球が右翼手の頭を越え、ボールが転々とする間に三塁まで駆け抜けた。六回に満塁のチャンスで打席が回ってくると、甘い球を逃さずとらえ左翼手頭上への3点適時二塁打。
「捕られるかなと思ったけど、風にも助けられたし抜けてくれて良かった」と福留。サイクル安打達成については、「たまたまです。二塁ベース上とライトの守備に就くときに、ファンのみなさんからの声援がすごくて、ありがたかったです」と話した。
福留の放った安打は先制、中押し、ダメ押しの貴重な場面でのもの。頼れるベテランの働きに金本知憲監督の口も滑らかだ。
「すべてが良いところ、ほしいところでのヒットで助かりました。2日前にも三塁打とか、一塁からのホームインとか少し足が心配だったけど、足が動いてるし打撃も上がってきている」
福留のサイクル安打達成にファンからは、「今日は福留に尽きる！」「福留様々です。明日もよろしくお願いします」「福留のサイクル安打と高山の甲子園初のホームランとメッセンジャーにあっぱれ」「福留プロはさすがですね！」「ドメさん、サイクルヒット達成めっちゃ感動しました」などの声が寄せられている。
《岩藤健》
page top
