サッカー界では移籍金の額が高騰を続けている。ユベントスはアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを獲得するため、ナポリに9000万ユーロ(約104億円)を支払う。
一方でユベントスはポール・ポグバをマンチェスター・ユナイテッドに売却することで、1億ユーロ(約116億円)の移籍金を手にすると言われる。天井知らずのマネーゲーム化する現状に対し、チェルシーのアントニオ・コンテ監督は好ましくないと持論を述べた。
「1億や1億2000万円や9500万といった数字が話題になっているのは非常に難しい状況だ。信じられないような金額だよ。金は大事だがすべてではない。金を使うために使うのではなく、適切な選手を手に入れるべきだ。これが正しい状況だとは思わない。獲得した選手を我々のサッカー哲学に適応させることこそが正しい状況だ」
こうした状況はいずれ終わるともコンテ監督。移籍金の額が高騰を続ければ、「いずれどのチームも選手を買うのが非常に難しくなる」との見通しを示した。
《岩藤健》
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