地球の楽園へ船の旅、最終寄港地のニューカレドニアに向かう | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

地球の楽園へ船の旅、最終寄港地のニューカレドニアに向かう

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オーストラリアから2週間もの間、船に揺られようやくニューカレドニアへと近づいてきました。

オーストラリアのシドニーハーバーから出港したプリンセス・ダウィンはバヌアツ共和国・フィージーの島々を周りながらようやくニューカレドニアの首都ヌメアへとやってきました。

寄港した日はあいにくの日曜日。多くのお店が休みで街は閑散としていたので、さらに青い海を求めて近くの無人島へ行ってみることにしました。世界でも透明度の高い海として知られているニューカレドニア周辺はコバルトブルー。

●世界でも二番目に長いバリアリーフ(サンゴ礁の地帯)

オーストラリアのグレートバリアリーフは世界一長いもの。長さにして2500kmと言われています。微生物などが何十億も集まってサンゴ礁でできているバリアリーフには自然の偉大さに驚かされます。地球の外からも確認できるほど大きなものとして現在は世界遺産の一つとして上げられています。ニューカレドニアのバリアリーフはこのオーストラリアのグレートバリアリーフの次に長いもの。

今回の旅ではバリアリーフというよりはどれだけ透明度の高い海なのかを楽しみにしていましたが、ここに来る前にフィージー周辺の海域でもかなり綺麗な海を見慣れていたせいか思ったほどの感激には至りませんでした。

●船からのポイ捨てに注意

ニューカレドニア周辺の海は自然の美しさを守る意味でも船などの上からのポイ捨てはしないようにとの注意事項の回覧。

私たちがゴミを海に捨てるということはこれらの綺麗な海を汚してしまうということを再認識。もっともこれだけ綺麗な海を目の前にするとゴミを捨てるという気持ちにはならないとは感じました。

●日本語が話せた心地よさ

ヌメアからタクシーボートで5分の無人島カナール島へという話を聞いたので早速向かってみることに。タクシーボートの乗船券を買うために窓口へ向かいました。私の前のお客さんと話している窓口の女性の様子が何となく日本人らしく見えたために私の順番ですかさず「日本人ですか?」と聞くとニューカレドニア在住の日本人でした。

外国人とツァーで周っていると日本語がこうして話せることにとても心地よさを感じます。今では、フランス語圏のニューカレドニアでフランス語も流暢に話している彼女ですが、それも生活のために必要に迫られて覚えたのとのこと。彼女のご主人らしき方がどうやらタクシーボートの船長さん。そして彼が運転するタクシーボートに乗るとガラス張りのボートの下には魚たちが泳いでいます。

5分もすればカナール島へついてしまいますが、途中で魚に獲つけをしながら私たちに海中の集まった魚を見せてくれるのは彼のサービス。水の透明度は今までにないもので、魚たちを間近で見ることができます。そうしているうちにボートはカナール島へ到着しました。

●無人島のカナール島

このカナール島にはレストランが一軒あるのみ、お土産やさんもなく、あるのは、目の前の綺麗な海とビーチの備え付けられたビーチマットにも。ノンビリと海を見ながら時間を過ごすというリゾートスタイルの旅の楽しみ方でした。

●フランス語が公用語のニューカレドニア

今まで寄港したフィージーやバヌアツ共和国では英語が公用語として使われていましたが、ここニューカレドニアはフランス語。もちろん英語も使えますが、街の看板もほとんどがフランス語で書かれているのが印象的でした。

漁港脇のフィッシュマーケット内での表示もすべてフランス語でした。話しかけられるのももちろんフランス語ではありますが、英語で話をし始めるともちろん英語で会話が進んで行くのはフランス語圏とはいえ、やはりニューカレドニアならではと思いました。

バヌアツ共和国、フィージーそしてこのニューカレドニアと3つの国をこの2週間で旅して周りました。近隣国とはいえ、住んでいる人々の風習・為替・文化の違いを肌で感じた日々。旅を振り返りながらそれぞれの国の文化などを探ってみたいと思います。(続)
《Asami SAKURA from Adelaide, SA》

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