マツダオールスターゲーム2016の第2戦が7月16日、横浜スタジアムで行われ、全セ、全パともに譲らず5-5の引き分けに終わった。
試合が動いたのは2回裏。全セの4番に座った筒香嘉智外野手(DeNA)が、右翼席にライナーで運ぶソロ本塁打で先制すると、続く満塁の好機に鈴木誠也外野手(広島)が犠飛を放って2-0とした。その後、全パが4-3と1点リードして迎えた7回裏の全セの攻撃では、1死二塁の場面で原口文仁捕手(阪神)が適時打を放って同点とし、大引啓次内野手(ヤクルト)の適時打で勝ち越しに成功した。しかし、全パはすぐさま反撃。8回表、2死一、二塁の好機で指名打者・大谷翔平が適時打を放って試合を振り出しに戻した。
投げては、全セの石田健大投手が2回を投げて無失点の抑えたほか、9回に登板した山崎康晃投手が2三振を奪い無失点に抑えるなど、地元DeNA勢が躍動した。
また、大谷翔平が本塁打を含む3安打2打点の活躍を見せ、オールるスターでは初のMVPに輝いた。今回は投手として選ばれながらもマウンドに上がれなかったことに対して、「投手としてパフォーマンスを見せたかったが、打つ方でこういう形になって良かった」と打撃面での手ごたえに満足気な表情を浮かべていた。
これに対して、「大谷、持ってるな!最後の打席、ホームランも期待したけど、タイムリーを放ってさすがだと思った」「投げなくても、打撃でこれだけ存在感見せられるんだもんな。すごい男だよ、大谷」「浜スタでの康晃ジャンプ感動した!球場行きたかった~」とファンからはMVPを獲得した大谷を称賛する声が相次いでいた。
2016年のオールスターゲームは、全セの1勝1分で終わった。
《浜田哲男》
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