山と溪谷社は、2015年4月に設立されたヤマケイ登山総合研究所が編集した『登山白書2016』を発売した。
『登山白書2016』は、増加する遭難事故を少しでも減らすために、ヤマケイ登山総合研究所が調査した遭難事故のデータや、事故防止に関する情報を中心に構成した一冊だ。昨年は、月刊『山と溪谷』特別付録としてダイジェスト版を刊行。今回が創刊号となる。
2015年の北アルプス、南アルプス、八ヶ岳などを始め、全国の山域の事故事例を遭難発生ポイント地図とともに掲載。また遭難防止への取り組みに関する研究や山域別入山者数、登山界のこの1年、山のトイレの改善の歩み、2015年の気象、世界登山界の動向なども収録している。
A4版、288ページ。CD-ROM付きが1万9800円、CD-ROMなしが9800円。
《美坂柚木》
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