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10種競技世界記録保持者アシュトン・イートン、勝利のメソッド

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10種競技世界記録保持者アシュトン・イートン、勝利のメソッド
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ナイキは、10種競技の世界記録保持者アシュトン・イートンの勝利のメソッドを公開した。

1912年以来、10種競技の勝者には「世界でもっとも偉大なアスリート」の称号が与えられている。イートンは2015年に北京の世界選手権で世界記録の9045点を叩き出し、世界でもっとも偉大なアスリートの称号を手に入れた。

1日15時間にわたる競技が2日間続けられる中、イートンが実際に試合で戦っていたのは30時間のうちの10分ほどだ。つまり実際の試合よりも、競技をしていない時間が大切なのだ。イートンのコーチのハリー・マラは、「10秒走って、5秒飛んで、砲丸を投げるだけの競技ではない」と話す。

競技期間中は試合で戦うだけでなく、さまざまなことに注意を払っているのだ。イートンが自己記録を更新するために行っている10個のメソッドはこうだ。

・競技1日目と2日目の間、睡眠時間が最大5時間しかとれないため、前日に10~12時間の睡眠をとる
・朝起きたらすぐに動き出せるように、夜寝る前にギアを揃える
・試合前に行うウォームアップは、どこでもできるようにする
・競技の合間は、横になって次の試合を頭に思い描く
・競技の間に冷たいシャワーを浴びてリフレッシュする
・ナイキのクーリングフードをかぶる
・3~4分間のうちに眠りについて、15分後に目をさます
・集中力を維持するために、シューズの中に入れた競技のコツを書いた紙を試合の前に見直す
・1回目の投てきやジャンプで好記録を出せたら、体力を保持するために残りの2回をスキップする
・各競技をひとつずつ明確に切り分けて取り組む。

そして、彼は試合前と試合中、食べたいものを食べることにしている。さらに、コーチが水分摂取管理や高跳びの最初の高さの決定などのさまざまな仕事をこなしながら、彼のそばに常にいるという。

また10種競技は、スピードと力だけではなくテクニックも必要になるため、競技に使用する用具にもこだわっている。彼が用具に対して持つこだわりとは、次のようなものだ。

・バッグは、ナイキのNXTチームがデザインしたイートン用のローラーバッグを使用
・100m、110mハードル、400mには、ナイキ「ズーム スーパーフライ エリート」を着用1500mには、ナイキ「ズーム ヴィクトリー 3」を着用する
・走り幅跳びはナイキ「ズーム LJ 4」、走高跳びはナイキ「ハイ ジャンプ エリート」、棒高跳びはナイキ「ズーム トリプル ジャンプ エリート」を着用する
・投てき3種目にはそれぞれ異なるシューズを着用
・円盤は直径22cm、重さ2kg
・砲丸の重さは7260g
・ナイキがイートンのために作った砲丸用スリーブを使用
・槍は2.6~2.7mで、重さ800g
9. 飲み物を入れたり、特注のクーリングフードを冷やすためのクーラー
・頭の表皮体温を一時的に抑える特注のクーリング フード

すべては、心身を削る戦いである10種競技で勝利を手にするためのものだ。
《美坂柚木》

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