これまでのポルトガルは優勝候補に推されながら勝負弱さや脆さを見せ、良いところまで行くも敗退というのを繰り返してきた。過去に最も優勝へ近づいたのは開催国として参加した2004年のEURO。ルイス・フィーゴやルイ・コスタら黄金世代に、若き日のクリスティアーノ・ロナウドが加わったメンバーで決勝進出を果たす。しかし、決勝では伏兵のギリシャに敗れ、またも優勝を逃した。
それから12年経ち、場所をフランスに移して臨んだ2度目の決勝。ポルトガルは120分の激闘を制し、ついに欧州の頂点に立った。
ポルトガル出身のモウリーニョ監督は母国の優勝を祝福し、「もしヨーロッパ王者の国を訪れたければポルトガルへ」と英語で投稿した。