昨季限りでサンフランシスコ・ジャイアンツをフリーエージェントになり、今季途中にエンゼルスと契約を交わしたリンスカム。股関節のケガから復帰を目指す元サイ・ヤング賞投手は、低目に変化球を集め凡打の山を築く。
三回に先制を許したが、直後の四回にエンゼルス打線はマイク・トラウトのソロ本塁打で同点、ジョニー・ジアボテラにも勝ち越しのソロ弾が出て逆転する。エンゼルスは六回にも一挙5得点を加え、リンスカムに今季初勝利をプレゼントした。
移籍後初登板で初勝利を挙げたリンスカムにファンは、「まだまだ老け込むのは早い。復活に期待してる」「エンゼルスはいい補強したな」「また全盛期のようなピッチングが見たい」「復帰おめでとう。昔のような豪球はないけど、その分キャリアを積んで円熟味が増したね」などのコメントを寄せている。
この試合が行われたオークランドは、リンスカムが長年所属していたジャイアンツの本拠地サンフランシスコと近く、試合にはジャイアンツ時代のリンスカムのユニフォームを着たファンも大勢駆けつけた。
試合後にリンスカムは、「予想もしてなかったよ。ファンが応援に来てくれるなんて。彼らの近くで投げられて良かった」と話している。
2015年6月27日以来のメジャー復帰を果たしたリンスカム。これからどこまで勝ち星を伸ばしていけるか注目だ。
#HaloRecap: Tim Lincecum allows 1 run, gets the win in debut for #Angels. https://t.co/srCexgBaeV pic.twitter.com/nt31lRqITG
— Angels (@Angels) 2016年6月19日