「政治は政治、オリンピックはオリンピック」…ブラジルの人々は五輪開催に何を思う? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「政治は政治、オリンピックはオリンピック」…ブラジルの人々は五輪開催に何を思う?

スポーツ まとめ

リオデジャネイロオリンピック イメージ
  • リオデジャネイロオリンピック イメージ
  • 駐日ブラジル大使館オリンピック担当外交官のアウグスト・ペスタナ参事官
  • 駐日ブラジル大使館オリンピック担当外交官のアウグスト・ペスタナ参事官
  • 駐日ブラジル大使館オリンピック担当外交官のアウグスト・ペスタナ参事官
  • リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのマスコット
  • リオデジャネイロオリンピックの聖火リレーの様子
  • リオデジャネイロオリンピックの聖火リレーの様子
  • リオデジャネイロオリンピックの聖火リレーの様子
8月5日~8月21日にかけてブラジルのリオデジャネイロで開催される第31回夏季オリンピック。駐日ブラジル大使館のオリンピック担当外交官を務めるアウグスト・ペスタナ参事官に話を聞いた。

その1:リオ五輪開催を控えるブラジル、抱えている問題は?

その2:ブラジルは「金メダルを10個獲れる」

ブラジルは長引く経済低迷や政治混乱、治安、ジカ熱などの問題が世界各国から懸念されている。「オリンピックを開催している場合ではない」という声も聞こえる。現地ではオリンピック開催をどう感じているのだろう?

ペスタナ参事官によると、リオデジャネイロの人々は好意的のようだ。

「リオの人たちを対象に行った3月ごろの調査では、市民の80%が現地でオリンピックが開催されることに満足している、喜んでいるという結果が出ました」


リオデジャネイロオリンピックとパラリンピックのマスコット

ただし、ルセフ大統領が弾劾裁判で停職に陥いるなど、デモの問題も報じられている。その点でペスタナ参事官は強調した部分があった。

「このデモはオリンピックに関係なく、あくまで現政権に対する政治的なデモだということ。政治は政治、オリンピックはオリンピックです」

今回のオリンピックを通してインフラの改善、交通網の改善などを課題としているブラジル。大会会場をつなぐための道路の整備などが、のちの社会に大きな遺産を残すことなる。インフラなどの恩恵を受けるのはおそらくリオデジャネイロ周辺の地だ。その他の地域に住む人々はオリンピック開催をどう感じているのだろうか。

「確かにリオに集中している面もありますが、大きな国中を巻き込むイベントがふたつある」とペスタナ参事官はまず聖火リレーを挙げた。









聖火リレーは観光地などを中心にブラジル全土を周るのだが、その距離はなんと東京~リオデジャネイロ間に匹敵する。現在どの地点を走っているか駐日ブラジル大使館のFacebookで確認することができる。


もうひとつはサッカーだ。サッカーの予選はリオデジャネイロ以外の地域で行われる。サッカー日本代表はブラジル北部に位置するマナウスで8月5日にナイジェリア代表、8日にやはりマナウスでコロンビア代表と激突する。そして11日は北東部のサルバドールでスウェーデン代表と対戦。

「ブラジリア、サンパウロでも試合は行われますし、特にサンパウロは女子サッカーの3位決定戦が行われます。こういった形でブラジル全土を巻き込んで盛り上げていくことを考えています。政治的なこともあるので、リオ以外は盛り上がりがそんなに高くないところもあるのですが、聖火リレーのルートに該当する地域は盛り上がっています」



世界最大のスポーツイベント、オリンピック。開催日が近づくにつれ、ブラジルはますます活気付いていくことだろう。
《大日方航》

編集部おすすめの記事

page top