ブラジルは「金メダルを10個獲れる」…リオ五輪についてブラジル外交官に聞いてみた | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ブラジルは「金メダルを10個獲れる」…リオ五輪についてブラジル外交官に聞いてみた

オピニオン ボイス
リオデジャネイロを見下ろすコルコバードのキリスト像
  • リオデジャネイロを見下ろすコルコバードのキリスト像
  • 駐日ブラジル大使館オリンピック担当外交官のアウグスト・ペスタナ参事官
  • 駐日ブラジル大使館オリンピック担当外交官のアウグスト・ペスタナ参事官
  • 駐日ブラジル大使館オリンピック担当外交官のアウグスト・ペスタナ参事官
  • 格闘技をもとに音楽やダンスを取り入れたブラジルの文化「カポエイラ」
  • 夕日に染まるリオデジャネイロ
  • リオデジャネイロ五輪のトーチリレーの様子
  • ネイマール 参考画像(2016年3月25日)
8月5日~8月21日にかけてブラジルのリオデジャネイロで開催される第31回夏季オリンピック。駐日ブラジル大使館のオリンピック担当外交官を務めるアウグスト・ペスタナ参事官に話を聞いた。

その1:リオ五輪開催を控えるブラジル、抱えている問題は?

---:今回ブラジルは、南半球で2番目のオリンピック開催国、南米では初のオリンピック開催国ですね。リオデジャネイロのアピールしたい点はどこでしょう?

ペスタナ参事官:リオは200年ブラジルの首都だった文化的で歴史的にもすばらしい街です。ダウンタウンも整備されていますし、日本の三井物産などが出資した路面電車が走っている。ボサノバの発祥地、サンバが発展した街でもありますし、カポエイラ(※)の重要な拠点になっています。

※:格闘技をもとに音楽、ダンスの要素を組み合わせたブラジルの文化。


カポエイラはこんな感じ

リオは、何よりも景色が素晴らしいです。世界に類のない海と山が一緒に見えるすばらしい眺望を、皆さんに堪能していただきたい。個人的にはサンパウロはビルばっかりであまり面白くないですね(笑)。

ただ、サンパウロは日系人が一番多い街です。面白いのは、電話帳を見るとブラジル人の代表的な名字よりも「フジタ」の方が多いんですね。日本の文化が社会に浸透しているとも言えます。

リレーに使われるトーチは、日系ブラジル人デザイナーのロミー・ハヤシさんがデザインしました。


夕日を浴びるリオデジャネイロの街



トーチリレーの様子

---:ブラジルはサッカーのイメージが強いですが、日本人にとってはマイナーでも、ブラジルでは人気のスポーツはありますか?

ペスタナ参事官:ポピュラーなのはサッカー、これはナンバーワンです。団体競技ではバレーが人気があります。あとはバスケットボール。

個人競技では格闘技、柔道に人気がありますね。水泳にも大きな期待が寄せられていますし、ビーチバレーもブラジルは強い。近年大きく成長したのは女子のハンドボールです。


ブラジル代表サッカー選手の代表格と言えばネイマール!

---:ブラジルはメダル獲得数に目標はありますか?

ペスタナ参事官:ブラジルでは伝統的にやっていないスポーツもあるので、メダル獲得数で世界20位以内を目指したいです。ただ、金メダルは10個ぐらい獲れると考えています。パラリンピックは目標を大きく掲げ、メダル数で3位以内に入ることを狙っています。

---:オリンピック開催国として、2020年の東京オリンピックをどう見ていますか?

ペスタナ参事官:次に東京でオリンピックが開催されることは、ブラジル大使館としても喜ばしいことです。私たちは「リオから東京へ」と掲げていますが、経験を活かして日本の皆さんと協力していきたいと思っています。
《大日方航》

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