宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟で行ったタンパク質結晶化実験の観察で全体の7割弱のタンパク質で解析作業が可能と外観から判断される結晶が得られたと発表した。
5月12日に国際宇宙ステーションから地上に帰還したタンパク質結晶サンプルは、宇宙での結晶化状況を把握するため、米国から日本に持ち帰った直後の5月20日、21日に早速、結晶化容器の外部から顕微鏡観察を実施し、結晶生成状況の確認した。
今回のクイックな観察では、全体の7割弱のタンパク質で解析作業が可能と外観から判断される結晶が得られた。
今後、得られたタンパク質結晶は研究者に順次渡され、「SPring-8」などの放射光施設を利用した解析作業に入る。
宇宙空間でのタンパク質結晶化実験、7割が解析可能…JAXA
《レスポンス編集部@レスポンス》