ミランのベルルスコーニ会長がチームを激励、コッパ・イタリア決勝に「最大限の努力を」

セリエAのユベントスは5月21日、本田圭佑のACミランとコッパ・イタリア（イタリア杯）決勝で対戦する。リーグ5連覇を果たしたユベントスに対し、今季もミランは7位で全日程を終えた。両チームの力関係からユベントスの二冠を予想する声が多い。

だがユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、一発勝負の決勝を前にリーグ戦の結果は忘れるべきと話す。

「今季リーグ戦でミランに何が起こったかは忘れよう。決勝戦は独立した90分間だけの戦いだ。そこで相手より優れた戦いを見せるべきだ」

対するミランは19日、シルヴィオ・ベルルスコーニ会長がチームを訪問して、「全員が最大限の努力を」と激励した。

「コッパに優勝すれば、このシーズンに新しい意味を与えることになる。欧州カップ戦への出場権のほか、30年間で29個目のトロフィー獲得も重要だ」

名物オーナーとして知られるベルルスコーニ会長だが、最近は中国の企業グループとクラブの売却について話し合っている。交渉は決勝戦のあと一気に加速するものと見られており、21日はピッチの内外でミランにとって重要な日となりそうだ。