ボルシア・ドルトムントの主将マッツ・フンメルスは、今季限りでの退団とバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まっている。国内最大のライバルクラブへ移籍するフンメルスに、ドルトムントのサポーターからは「裏切り者」との批判も出ている。
こうした状況について、かつてドルトムントからバイエルンに移籍したロベルト・レヴァンドフスキは、DFBポカールでの対戦を前に会見でフンメルスを気遣った。
「フンメルスの状況は自分も経験したから分かる。どんなにメンタルが強くても簡単ではない。だが彼はドルトムントのために全力でプレーする。それは間違いない」
フンメルスも以前、「ポカールで優勝し、サポーターと喜びを分かち合いたい。そのために全力を尽くす」とカップ戦の優勝をドルトムントへの置き土産にしたいと話していた。
● バイエルン移籍のフンメルス、DFBポカールを置き土産に
ドルトムントのポカール決勝進出は3年連続だが、過去2年いずれも決勝で敗れタイトルを逃した。フンメルスは2012年以来の優勝をもたらせるか。
《岩藤健》
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