昨秋のワールドカップ(W杯)で活躍した日本代表。その期待感もあって開幕戦は秩父宮ラグビー場に満員の観客が集まり、華々しくサンウルブズ最初の一歩がスタートした。だが、この日の秩父宮は空席も目立った。理由はいくつかあるだろうが『勝てない』ことを避けては通れない。
南アフリカでの3連戦を終え開幕からの連敗が7に伸びた。前節のチーターズ戦は17-92の大敗。このままでは、せっかくW杯で盛り上がったラグビー人気が、再び低迷してしまうのではとの危惧が選手たちにもあった。
サンウルブズ苦戦の一因はスクラム、ラインアウトといったセットピースでの乱れだ。この試合のため徹底的に練習してきたというスクラムは、昨秋のW杯ベスト4メンバーで固めたジャガーズ相手に食らいついた。ここが安定することでようやくサンウルブズ本来のラグビーが機能した。
激しい点の取り合いになった試合は後半、ジャガーズの足が止まり始める。この時間帯にサンウルブズが効果的に点を取った。31分にはトゥシ・ピシのPGで29-28と逆転に成功。終了間際の39分には立川理道が勝敗を決定づけるトライを決めた。
SRで挙げた歴史的な一勝にラグビーファンからは、「力強い、面白い試合だった。ジャガーズもアルゼンチンから日本への遠征って大変だったろうけど、いいパフォーマンスを見せてくれてありがとう」「ラグビーで泣いたのはW杯以来」「念願の スーパーラグビー初勝利! 素晴らしい試合だった。 おめでとうございます!!」「最高でした!1では表せない素晴らしい勝利です!」など感動の声が寄せられている。
#sunwolves 遂に歴史的初勝利
— HITO-Com SUNWOLVES (@sunwolves) 2016年4月23日
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先週大敗からの逆転劇。ファンの皆様と一緒に勝ち取った初白星。熊本、大分、日本中のファンに明るいニュースを届けたい想いで選手は戦いました。たくさんのご声援ありがとうございました。#BreakTheLine #SuperRugby pic.twitter.com/Cr1hv4sbTg
— HITO-Com SUNWOLVES (@sunwolves) 2016年4月23日