日本テニス界から選ばれた男女各8選手によって争われた「全仏オープン・ジュニア2016ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES日本予選」の決勝が3月11日に行われ、男子は16歳の田島尚輝、女子は17歳の清水綾乃が優勝した。
同大会はフランステニス連盟と日本テニス協会のジュニア育成に関する事業連携プログラムの第1弾として、味の素ナショナルトレーニングセンター室内コートで3月9日から開催。
全仏オープン・ジュニアの舞台、フランス・パリのローラン・ギャロスと同じクレーコートで戦う日本予選に備え、田島は実際にクレーコートで練習をしてイメージをつかんできた。
「最近の練習ではこの大会を目標にして練習してきたので、優勝できて嬉しいです」
決勝の相手となった清水悠太はITFジュニアランキングで52位(2016年2月15日時点)、一方の田島は106位。格上の相手に振り回されることもあった。7-5、4-6、7-6と接戦となったが乗り切ってパリへの切符を手に入れた。
女子で優勝した清水は、「この大会は最年長ということもあり優勝できて嬉しいし、ホッとしています」とはにかむ。相手は今大会最年少、13歳の佐藤久真莉だった。6-3、6-2で勝利。
男女各優勝者は5月にパリで開催される本戦に出場できる。そこで優勝するとワイルドカードとして全仏オープン・ジュニアへの出場権の獲得だ。
《五味渕秀行》
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