相鉄グループ100周年と都心への相互直通運転に向けたリニューアル車両&新制服記者発表会が3月10日、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで開催。タレントの南明奈さんと沿線の幼稚園児130人がリニューアル車両の初乗りを体験した。
相鉄グループは2017年12月に創立100周年を迎える。その後も都心への相互直通運転を予定していることから、相鉄線の駅や車両、制服などのデザインコンセプトを統一し、相鉄グループのブランドイメージと認知度向上を図っている。その第1弾となる9000系車両のリニューアルが完成した。
この日は営業運転に先駆けて9000系リニューアル車両体験乗車会が実施され、出発駅となる横浜駅では制服姿の南さんが出発合図を行った。
新型車両は都心への乗り入れを意識して、車両の外観に横浜の海をイメージした「ヨコハマネイビーブルー」を採用。内装はキーカラーをグレーとし、9000系リニューアルにおいては大手私鉄で初となる昼と夜で色調が変化する調光機能付きの照明や、大手私鉄の通勤型電車では初となる英国スコットランド製の本革をボックスシートに導入する。今後登場が予定される相互直通運転用の新型車両をはじめとし、車両リニューアルおよび塗装計画に合わせて、順次、車両を新塗装に統一していくという。
新デザイン車両の運行開始は今春を予定。JR、東急線との相互直通運転用の車両についても新しいコンセプトに基づき検討を進めている。同時に駅舎もキーカラーにグレーを採用し、一部にはレンガなどの素材を組み合わせ落ち着いた雰囲気で、利用者にとって居心地のいい空間を提供する。
各駅は順次リニューアル。モデル駅として平沼橋駅のリニューアル工事を進めており、駅舎部分については完了。引き続きホーム部分の工事を進め、全体の完成は今秋を予定している。
《山口和幸》
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