DeNAベイスターズカップ、準決勝で大会初のノーヒットノーラン | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

DeNAベイスターズカップ、準決勝で大会初のノーヒットノーラン

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DeNAベイスターズカップ、準決勝で大会初のノーヒットノーラン
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「第4回DeNAベイスターズカップ ~2016年神奈川県中学硬式野球選手権大会~」が3月5日から2日間、横浜スタジアムで開催。準決勝の湘南ボーイズ対麻生ボーイズで、大会史上初の大記録が生まれた。湘南ボーイズの先発左腕・中村晃太朗が、ノーヒットノーランを成し遂げたのだ。

7イニングを76球で切り抜け、与えたランナーはフォアボールのひとつのみ。ストレートは120キロ前後だったが、「高めが思った以上に伸びていました」と麻生ボーイズ・奥村剛監督が振り返るように、球速以上のキレのよさが光った。

このストレートを生かしていたのが、ドロンとしたタテのカーブ。キャッチャーの小関一輝がカーブを巧みに配し、ストレートを速く見せていた。

バックの守りも見事だった。初回にはショートの徳田辰吉がドン詰まりの小フライをショートバウンドでうまくさばくと、2回にはライトの平岡祐汰がダイビングキャッチ。平岡は3回にも好守を見せ、中村を盛り立てた。

「ストレートもカーブも、腕を振って投げられたのがよかったです。途中からノーヒットノーランを狙っていました」

満面笑みの中村だが、じつはチームでは4~5番手の存在で、昨年までは湘南茅ヶ崎ボーイズでプレーしていた。

湘南ボーイズは3学年で170名を超える大所帯のため、2チームにわかれて活動している。わかりやすくいえば、Aチームが湘南ボーイズ、Bチームが湘南茅ヶ崎ボーイズで、大会にも両チームが出場。大会ごとにメンバーの入れ替えが行われている。

ただし、Bチームといっても、湘南茅ヶ崎ボーイズも十分な力を持ち、2015年の春季神奈川県支部大会の準決勝では湘南ボーイズを5-1で下し、そのままの勢いで初優勝をかざった。

「冬は強い気持ちでトレーニングをして、ピッチングではカーブを磨いてきました。心がけていたのは、チキンないで投げること。ランナー出ると、焦ってしまうので。今日は、ランナーがひとりしか出なかったのでよかったです」

"チキンない"とは、要するに「びびるな!」ということ。今日が生まれて初めての横浜スタジアムのマウンドで、「もう、圧巻でした。楽しかったです」。ハマスタデビュー戦でノーヒットノーランを成し遂げるピッチャーも、そうはいないだろう。

中村には憧れの選手がいる。湘南ボーイズのOBで、東海大相模で全国制覇を果たした杉崎成輝(東海大1年)だ。じつは、ラブリーサンズという少年野球チームの先輩でもあり、中村の兄と杉崎が同級生という関係でもある。

「杉崎さんはいつも気合がすごい。迫力がある。『オレを見ろ!』という感じでプレーしているところに憧れます」

ランナーが出たからといって、ビビっていたら、杉崎のように大舞台で活躍することはできない。

「今日のピッチングは、とても自信になりました。これから、エースを目指していきたい」

選手層の厚い湘南ボーイズは、出てくるピッチャーの多くがエース級の実力。この競争に勝たなければ、エースの座はつかみとれない。大記録を自信に、さらなる高みを目指していく。
《大利実@Timely!WEB》

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