東京マラソン2016ランナー応援ソング『駆け抜ける愛のうた ~はじまりのday by day~』を担当したT-BOLANの森友嵐士さん。1月28日に東京・汐留で同曲を熱唱し、作詞作曲の過程で気づいた「東京マラソンのイメージ」などを語った。
「すべての人たちに一人ひとりのストーリーがある。それはランナーでも、沿道で応援している人でも、テレビで応援している人でもそう。それをすべて受け取ったところで、東京マラソンというイベントのイメージがぜんぜん変わっちゃったし、一人ひとりのゴールがあって、一人ひとりの走り方があるんだなって感じた」
「これを自分のなかにすべて取り込んで、僕のフィルターを通したところで、さあどんなメロディ?どんな歌詞?というのを、今までの経験を生かしつつ、これまで通りに歌を作ってみました」
東京マラソンを走る・見る・応援する人たち、すべての想いをつづって歌にしたという森友さん。この制作過程のなかで「気づかされたこともある」という。
「誰でも苦しいときって、周りの人たちに支えられるし、自分がわからないようなところでも外の人たちに助けてもらった。マラソンもそう。沿道の人たちが並んで応援している。それもすごい数。たくさんのパワーをもらう」
「だけど、前へ進むのは自分の脚。走るのも自分の脚。どんなにまわりに支えられても、自分の脚で前進する。立ち止まって自分がただ待って、誰かの力を待っているだけだと、一歩も前に進めない。励まされたけど、歩いていくのは自分。これも大事なことだと感じました」
リハビリを重ね、森友さんは発声障害を乗り越えた。
《大野雅人》
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