試合は均衡を保つ状況が続いた。決定機を決められないU-23イラン代表。一方のU-23日本代表はなかなか攻めきることができない。拮抗する試合は90分で決着がつかず、延長戦へもつれ込んだ。
延長突入後、待望の先制点を奪ったのは日本だった。延長前半6分、右サイドからDF室屋成が1対1を制して上げたクロスをMF豊川雄太がヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。先制されたイランも反撃を仕掛ける。しかし、序盤から好セーブを連発するGK櫛引政敏がゴールを守りきった。
延長戦は1-0で後半戦に続く。延長後半4分、MF中島翔哉がエリア外からカーブがかるシュートを放ち、追加点となる。直後、またも中島がドリブルで相手陣内に入ると右足でシュート。互角の戦いは瞬く間に日本が3点リードする展開となった。試合はこのまま終了し、激闘の末に日本が3-0でベスト4へコマを進めた。
遡ればAFC U-19選手権やU-22選手権、仁川アジア大会など、いずれもベスト8で敗退していた‘リオ世代’。鬼門とも言われた壁をようやく突破し、アジアの頂点へ近づいた。
試合終了後、この試合で先発出場したFW久保裕也がツイッタ―を更新。準々決勝に勝利できたことは関わる全ての人のおかげと感謝の言葉を書き込む久保。先制点で均衡を崩した豊川に対しては、「特にこの人には明日から頭が上がりません。ナイス豊!」とツーショット写真を添えて、称えている。
ファンからは、「とても感動しました!」「延長戦凄かったです!」「素晴らしい試合をありがとうございました!」「久保選手のゴールも期待しています!」などのコメントが寄せられていた。
3-0勝利!全員に感謝です! でも、特にこの人には明日から頭が上がりません。ナイス豊! pic.twitter.com/Qr0P3AyjgC
— KUBO YUYA / 久保裕也 (@k15189312431y) 2016, 1月 22