大相撲初場所は1月21日、両国国技館で12日目を迎えた。前日の取り組みで横綱・白鵬を破り、ひとり全勝を守っていた大関・琴奨菊は、1差で追う横綱・日馬富士と対戦。がぶり寄りからの突き落としで初日からの連勝を12に伸ばした。
2006年初場所の栃東以来、日本出身力士10年ぶりの優勝に向け、琴奨菊が会心の相撲を見せた。立ち会いで左を張りながら双差しを狙った日馬富士に対し、琴奨菊は委細構わず前に出る。
右上手は十分に取れなかったが、日馬富士の脇から左下手をこじ入れると、胸を合わせて土俵際まで寄っていく。最後は突き落としで横綱に土をつけた。
鶴竜、白鵬、日馬富士と3横綱を自力で連破した琴奨菊に「日馬富士の調子は悪くない。それ以上に琴奨菊が神がかってる」「琴奨菊の快進撃には楽しませてもらっている」「今場所は本当に琴奨菊に優勝してもらいたい」「琴奨菊頑張れ。日本出身力士の全勝優勝見たい」「琴奨菊関の優勝が現実的になってきた。週末の夕方が楽しみ」など、残り3日間も勝ち続けてほしいとの声が多い。
《岩藤健》
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