脊椎損傷の治療研究への資金援助を目的とした同イベント。全世界で集まった参加費と同額が、研究への助成をしているWings For Life財団に寄付される。
日本せきずい基金の大濱眞理事長はアンバサダーに就任し、発表会にも登壇。大濱さんは脊椎損傷の治療研究の現状などについて語った。
「2018年からIPS細胞を本格的に使った国家治療プロジェクトが始まります。ひとつでもいいから治療を実現させたい。それには色々な人に応援してもらうことが大事。最後は研究、臨床の段階でお金がかかるが、治療がかなり可能なものとなりつつある。『Wings For Life World Run』に色々な方々に参加してもらって、集まったお金を寄付していただけるこのイベントにはとても期待している」
一般ランナーに向けてもコメントした。
「脊髄損傷は治らないのが定説だった。つい最近それが変わって、治るようになってきた。脊髄損傷が治るというのはどういうことかというと、脊髄の中枢系神経が治るところにつながってくる。つまり脳梗塞などの治療もIPS細胞を活用してできるようになっていくということ。走るのは楽しい。そして、私たちのような困っている人が治る可能性を応援することができる。そういった意識をもって参加していただけるとうれしい」
日本せきずい基金理事長、大濱眞さん。レッドブルが全世界で行っている、「Wings For Life World Run」のアンバサダー就任発表会にて。 pic.twitter.com/bN4UKpMbBx
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016, 1月 21