昨季ヨーロッパ王者のバルセロナが12月14日、クラブワールドカップ(W杯)準決勝に出場するため来日した。平日の朝にもかかわらず、成田空港では多数のファンが出迎えた。
来日したメンバーの中にはリオネル・メッシや、左内転筋の負傷が心配されるネイマールの姿もあった。選手たちが目の前を通り過ぎると、ファンからは歓声が挙がり一斉にフラッシュが焚かれた。
4年ぶり3度目のクラブ世界一を目指すバルセロナは、17日の準決勝で中国の広州恒大と対戦する。広州は13日の準々決勝で北中米カリブ海王者のクラブ・アメリカを倒しており、チームを率いるルイス・フェリペ・スコラーリ監督も打倒バルセロナに闘志を燃やしていた。
今シーズンのバルセロナは選手の新規獲得を1月まで禁止され、選手層の薄さが心配されていた。現に最近の試合でもトップチームの経験が浅い選手を起用するなど、随所に苦しい台所事情が垣間見える。
それでも現有戦力で一致団結し、リーガ・エスパニョーラで首位を守っているのはさすがバルセロナといったところか。
今回のクラブW杯でも華麗なサッカーで頂点を狙う。
《岩藤健》
page top