昨シーズンUEFAチャンピオンズリーグを制したバルセロナには、年末に大仕事が待っている。恒例となったクラブW杯への出場だ。欧州王者として、各地域から勝ち上がってきたクラブの挑戦を受ける。
12月12日に行われるリーガ・エスパニョーラ第15節、デポルティボ戦の前日会見に出席したルイス・エンリケ監督は、「誰もが日本のことを考えている」と話した。
「私の家族を含めて誰もがすでに日本のことを考えている。だから私の仕事は勝ち点3を取って首位を守るためここにいるのだと、チームに思い出させることだ。日本のことを考えるのはそのあとだ。デポルティボの戦いぶりによっては本当に難しい試合になる。相手は本当にいいプレーをしているし、とても自信にあふれている」
バルセロナはFWネイマールが左内転筋の負傷で離脱中。さらにリオネル・メッシも最近、私用で練習を欠席した。ヒザの怪我から復帰したばかりのメッシに新たな故障を心配する声もあるが、エンリケ監督は「メッシは万全だから安心していいよ」と請け合った。
まだリーガ・エスパニョーラの戦いは長く、CLも過酷な決勝トーナメントが始まる。クラブ世界一の称号を得るのはもちろんだが、指揮官は負傷者なしで大会を終えることも考えねばならない。
《岩藤健》
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