イングランドでは11月8日にプレミアリーグ第12節が行われた。リバプールはホームでクリスタル・パレスと対戦。前半終了間際にフィリペ・コウチーニョのゴールで1-1の同点に追いついたが、後半に勝ち越しゴールを奪われ1-2で敗れた。
この日は昨季リバプールを退団した、スティーブン・ジェラードがスタンドに姿を現し古巣の試合を見守った。その前で勝ち点3を挙げたいリバプール。だが前半21分、クリスタル・パレスのヤラ・ボラシエに先制点を奪われてしまう。
リバプールは前半42分に右サイドからのクロスをアダム・ララーナがヒールで流し、コウチーニョがダイレクトで決めて追いついた。
試合は後半に入ってスコアが動かず引き分けも考えられた。しかし、後半37分にCKからクリスタル・パレスに決勝点が生まれる。一旦はGKが弾いたボールにスコット・ダンが詰め頭で押し込んだ。
リバプールはユルゲン・クロップ監督が就任してから、初めての黒星を喫した。試合後の会見でクロップ監督は、ホームの観客が試合終了前に帰り始めたことを指し、最後の笛が鳴るまで戦い続ける重要性を語った。
「試合終了の笛が鳴るまで、誰もスタジアムを去らないようにする責任が我々にはある。どんなことでも起こりえるのだからね。それこそ我々が見せなければならないものだ。それができなかったから、こういうことになった。我々はもっとできる。それが私の言いたいことだ」
《岩藤健》
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