■シリーズの流れを変える期待もかかる1勝
山田は八回の第4打席は三振に倒れた。だが続く畠山和洋がソロ本塁打を放ち点差を広げる。さらに中村悠平にも2点タイムリー二塁打が生まれ、終盤に追加点を奪ったヤクルトが今シリーズ初勝利を挙げた。

ホームランを放った畠山和洋
6人の投手を注ぎ込む細かな継投で六回以降、ソフトバンク打線を2安打に抑えたヤクルト。ようやく自分たちらしい試合ができた。それが結果にもつながり、リーグ王者としての自信を取り戻せたように思う。
本拠地での巻き返しが期待されるが、そのためには課題も多い。2番・川端慎吾はこの日も無安打、3試合終わって打率.091の大ブレーキ。ランナーを溜め山田、畠山で返す得点パターンが機能していない。ウラディミール・バレンティンも絶不調だ。3三振で七回の守備前に退いたが、六回の打席は空振りする姿を見ても覇気がなく、打てる気配というものがまったく感じられなかった。いるだけで威圧感を与えるとも言えない状況だ。

調子がもう一つ上がらない川端慎吾
依然として戦力差を考えればソフトバンク有利は動かない。それでも山田の歴史に残る3発に刺激を受け、燕軍団の打線が目覚めることを神宮のファンは願っている。それだけのインパクトが、この日の試合にはあった。