2015ジャパンカップサイクルロードレースの開催を直前に控えた栃木県宇都宮市内で10月16日、ジャパンカップ出場チームによるプレゼンテーションが行われた。
9月に行われた世界選手権の日本代表選手など若手中心で構成された日本ナショナルチームには、新城幸也が加わっている。
日本ナショナルチームの浅田顕監督は、「毎回ジャパンカップでは日本ナショナルチームは強力なメンバーで臨みたいところですが、各チームの事情もありますのでなかなか最強のチームは作れません。今年は新城が来てくれたので心強い限りです」と話す。新城がまだ国内で走っていたころ、チームの監督としてともに闘ってきたのは浅田だった。
フランスから帰国したばかりで時差ボケがあるという新城。だが、調子は良くコメントも力強い。
「今年は去年ほどレースを走っていないですし、世界選のあと4レース走って、先週もパリ~トゥールを走って、世界選が終わってまだ3週間しか経っていないので、まだまだ力は残っています」
17日のクリテリウムで時差ボケの体を起こすという。そして18日のロードレースでの優勝を狙う。
「まだ阿部(良之)さん以外に日本人は勝っていない。毎年毎年、優勝しますと言っていますが現実にはなっていなくて、今年こそはぜひとも叶えたいと思います」
来シーズンはイタリアのランプレ・メリダへの移籍を発表したばかりの新城。ランプレ・メリダはジャパンカップでもおなじみの人気チームだ。移籍の手みやげに、1997年以降は達成されていない日本人の優勝を手にいれたいところだ。
日本ナショナルチームは、新城幸也、入部正太朗、徳田優、黒枝咲哉、面手利輝の5人。
《五味渕秀行》
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