男子テニスの楽天ジャパン・オープンは10月11日にシングルス決勝戦が行われた。決勝では世界ランク4位で第1シードのスタン・ワウリンカが、ブノワ・ペールを6-2、6-4で下し大会初制覇を果たした。
準々決勝でニック・キリオス、準決勝で錦織圭を下し勝ち上がってきたペール。だが激闘続きで足首を痛め、決勝は万全のテニスとはいかなかった。それでも時おりバックハンドのダウンザラインを決めるなど、体調は良くない中で見せ場も作った。
優勝したワウリンカは試合後、「数年前から、いつか決勝で対戦したいねと話していたので今日、それが実現してうれしく思う」と話し、コート外でも親好のあるペールと決勝を戦えたことを喜んだ。
「ワウリンカにいい思い出ができたし、ファンにもいい決勝だったんじゃないかな」「強くてナイスガイ。BIG4に次ぐ存在といえば実績、人柄も含め間違いなくスタンでしょ」「親友との決勝戦が実現した場所として、東京がワウリンカの特別な場所になってくれたら嬉しい」など、テニスファンからは大会を締めるに相応しい結果との声が寄せられている。
《岩藤健》
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