国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会は10月7日、ゼップ・ブラッター会長の90日間職務停止処分を決定した。あわせてミシェル・プラティニ副会長、ジェローム・ヴァルケ事務局長にも同様の処分を下している。
また、鄭夢準(チョン・モンジュン)元副会長には、6年間の資格停止処分と10万スイスフラン(約1200万円)の罰金を科すことが決まった。英国BBCなどが報じた。
ブラッター会長はFIFAワールドカップの放映権を安価で売り渡し、FIFAに損害を与えた背任行為のほか、UEFAの会長も務めるプラティニ氏との間に不透明な金銭の授受があったことを問題視されている。この問題についてFIFA倫理委員会は、ブラッター会長を初めとする3人の処分を決定した。
チョン氏に関しては2018年、2022年のワールドカップ招致に関し不正疑惑が持ち上がっていた。
BBCによるとプラティニ氏は、「私は常に正義と勇気、モラルを持ち活動してきた」と一連の疑惑を否定している。
だがサッカーファンからは、「やはりプラティニもか」「もう自浄力なんてないでしょ。すさまじい組織だ」「結局みんなクロだったんだな」「解散は無理だろうけど、それに近いことまでしないと組織の膿を出すのは無理だろ」などの言葉が寄せられている。
今回の職務停止処分は最大45日間まで延長することができ、プラティニ副会長は2016年2月の会長選に出馬できない可能性も出てきた。
《岩藤健》
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