東京2020エンブレム委員会は、29日、1回目のエンブレム委員会を開催した。その後、宮田亮平委員長(東京藝術大学学長)が報道陣のまえで会合の状況を報告した。
***
(宮田委員長)
エンブレム委員会委員長の宮田でございます。昨日の設置の決定が行われたエンブレム委員会ですが、早速本日第一回会議を開催いたしました。ご報告を申し上げます。
本日は第一回の会合ということで、委員のみなさまから、エンブレムに対する思いや、委員会の意気込みをお話しさせていただきました。ここまでは、メディアのみなさまにもオープンにさせていただきました。
その後、昨日公表しました、準備会の報告書、新たなエンブレムに対する考え方などを委員会のみなさまに報告し、踏まえるべきポイントや、今後の論点を共有した上で、配布資料「論点メモ」をもとに、意見交換を行わせていただきました。
具体的な意見としましては、エンブレムの考え方につきましてご報告しますと、大会ビジョン、全員がベストである、多様性と調和、未来への継承の3つに基づくものにしたものであるほか、これではやや抽象的でありますことから、ある程度、具体的でわかりやすいメッセージ、そういうものを複数提示したほうがいいのでは、ということが意見として上がりました。
また、具体性があるほうがエンブレム製作者がいろいろなことを考えられるのではないだろうか、オリンピック/パラリンピックはスポーツの祭典であり、シンプルで直感的であることがいいのではないか、そして国民みんなが共有できる、ときめきを感じられるもの、共有感を大事にしたい、という意見がございました。
《編集部》
page top