国際サッカー連盟(FIFA)は9月17日、ジェローム・バルク事務局長の職務を停止したと発表した。同氏は2014年ブラジルワールドカップ(W杯)でチケットを不正に転売し、利益を上げた疑いが持たれている。
17日に公式サイトを更新したFIFAは、バルク事務局長の職務停止について「追って通知があるまで彼の職務を即刻停止する。さらに、事務局長が関わったとされる一連の告発について、FIFAは正式な調査を要請した」と発表。
バルク事務局長はブラジルW杯で好カードのチケットを額面価格の数倍で横流しし、利益を得ようとしたとして告発されていた。本人は疑惑を否定している。
ゼップ・ブラッター会長の側近ともされる事務局長のチケット不正販売疑惑に、「やって当たり前の悪しき風土のようなものができ上がっているのかも」「事務局長がダフ屋だったとはね」「FIFAはどろっどろだな」「ホントならやることがせこいな」などの声が寄せられている。
5月には副会長を含む幹部の一斉摘発があったFIFA。事務局長もとなればさらなる打撃だ。
《岩藤健》
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