FIFAの汚職問題、米国司法長官がさらなる逮捕者を示唆 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

FIFAの汚職問題、米国司法長官がさらなる逮捕者を示唆

スポーツ 短信
サッカー ゴール イメージ(c)Getty Images
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国際サッカー連盟(FIFA)を揺るがせた衝撃の一斉摘発から3カ月以上が過ぎた。サッカー界の汚職問題に対し、司法当局が捜査の手を緩める気配はない。

米国司法長官ロレッタ・リンチは、新たな逮捕者の可能性を示唆した。

「保留中の起訴とは別に、我々は引き続き捜査を進めており、5月以降も拡大している。最初の発表で述べたとおり捜査対象に制限を設けてはおらず、証拠が導く方向に従っている。あらゆる関係者の多大な協力や、集められた証拠に感謝している。その協力や新たな証拠に基づいて個人や団体に対し、新たな立件が行われることになると考えている」

同席したスイスのミヒャエル・ラウバー検事総長は、物的証拠への捜査も進んでいると明かした。

「スイスで家宅捜索が行われ、さらなる証拠が押収された。スイスアルプスのマンションなど、不動産を含めた金融資産も必要に応じて適切に差し押さえられた。マネーロンダリングの目的で、不動産投資が利用された可能性があるということを強調しておきたい」

一歩ずつ確実に進展している捜査。アメリカもスイスも長期戦を覚悟しており、時間をかけてでも追い詰めていく方針だ。

《岩藤健》

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