9月16日にAFCチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグが万博記念競技場で行われ、ガンバ大阪が全北現代に3-2で勝利した。ガンバは1勝1分けでベスト4に進出。
敵地で行われた8月26日の試合では、全北の猛攻を耐え抜きスコアレスドローに持ち込んだガンバ。宇佐美貴史をイエローカードの累積で欠くが、本拠地での勝ち上がりを目指した。
しかし、試合は前半12分にエリア内でハンドがあったとしてPKを取られ、全北に先制されてしまう。それでもガンバは直後の前半14分、遠藤保仁のFKから阿部浩之、パトリックとボールがつながり同点ゴールが生まれる。
前半を1-1で折り返した両チーム、後半はガンバが先に試合を動かす。31分に遠藤からのパスを受けた倉田秋が左足を振り抜き、相手DFに当たったシュートはコースが変わってそのままゴールに吸い込まれた。ついに勝ち越したガンバ。だが43分にウルコ・ベラのヘディングで同点ゴールを決められてしまう。
同点ならアウェーゴールの差で敗退が決まるガンバ。4分と示されたアディショナルタイムにすべてを懸け、勝ち越しゴールを狙いにいく。そして3分が過ぎたころ、味方のパスから抜け出した米倉恒貴が後ろに倒れ込みながらも決め、終了間際の劇的弾でガンバが準決勝に進んだ。
敗退濃厚のピンチから勝ち上がったガンバに、「ガンバおめでとう! そしてレイソルの仇を討ってください。日本サッカーが舐められたらいかんのです」「久しぶりにJリーグ勢の決勝進出もみたい」「Jリーグ勢はここのところACLで苦戦しているから、今日ガンバ大阪がACLベスト4に進出したのは本当にうれしい」「Jリーグの代表としてアジア制覇期待してます」「ガンバおめでとうっ! ACL優勝してくれっ!」などファンが祝福のコメントを寄せている。
前日の試合で柏が広州恒大と1-1で引き分け、2戦合計スコア2-4により敗退した。ガンバにはJリーグ最後の砦としての期待もかかる。
《岩藤健》
page top