フォルクスワーゲン(VW)は、世界ラリー選手権(WRC)第10戦「ラリー・オーストラリア」に3台の『ポロR WRC』で参戦、セバスチャン・オジェ選手が今季7勝目を飾り、VWの3年連続のワールドチャンピオンが確定した。
また、オジェ選手も3年連続となるドライバーズチャンピオン、同じくジュリアン・イングラシア選手も3年連続コ・ドライバーズチャンピオンを獲得した。
9月10日から13日にかけて開催されたラリー・オーストラリアは、東海岸のコフスハーバーを拠点に開催するグラベル(未舗装路)ラリー。競技区間(SS)は高速ステージとテクニカルなステージの両面をあわせもち、全17SS、311.36km、総走行距離1023.70kmで行われた。
初日11日と翌12日は、ランキング順で出走するため、VWチームの3人は路面に浮いた砂利の掃除役を余儀なくされた。初日を終えた段階でヤリ-マティ・ラトバラ選手が総合首位、3番手にオジェ選手、4番手にアンドレアス・ミケルセン選手という順位に。2日目にオジェ選手は一気に総合首位に浮上し、王座を射程に捉えた。
最終日の13日に残されたSSは5か所。砂利掻き役から解放されたオジェ選手は快走を披露し、ボーナスポイントのつく「パワーステージ」でもトップタイムでまとめて今季7勝目を獲得。オジェ選手は自身のWRC 通算勝利数を31に伸ばした。ラトバラ選手は2位、ミケルセン選手はタイムコントロールでペナルティを科され、4位でラリーを終えた。
第11戦「ツール・ド・コルス」は10月1日から4日、地中海に浮かぶコルシカ島を舞台に開催される。
《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》
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