
フィギュアスケートの世界選手権は27日(日本時間28日)、女子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)で8位と出遅れた中井亜美は130.90点を記録。SPとフリーの合計は200.00点となり、総合順位では1つ落として9位でフィニッシュした。優勝は今季限りでの引退を表明している坂本花織、2位に千葉百音が入った。ISU(国際スケート連盟)をはじめ、専門メディア『GOLDEN SKATE』などが伝えている。
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■「ジュニア時代には一度もなかった」
ミラノ・コルティナ五輪で銅メダルを獲得し、一躍時の人となった17歳の中井。勢いそのままに初の世界選手に臨んだが、思うような結果は得られなかった。
この日もSPと同様、冒頭のトリプルアクセル(3回転半)が不発。着氷でバランスを崩して転倒した。後半にも3回転ルッツが1回転、両足着氷となるミスが発生。それでもルッツ―トーループの連続3回転ジャンプや3連続ジャンプを成功させるなど、粘りの滑りを見せた。
中井は演技終了後、“代名詞”であるトリプルアクセルについて問われると「シーズンを通して、これほど長い間アクセルを跳び続けるというのはジュニア時代には一度もなかったので、正直モチベーションもそうですし、良い状態を維持するというのが難しかった」と振り返った。
■「緊張していた、それが演技に表れた」
五輪ではSP、フリーともにトリプルアクセルを成功させ、得点源としていた。しかし、今回の世界選手権では逆に2回とも失敗。感覚の違いについても言及し、「正直に言うと、緊張していたし、コンディションも良くなかった。そのことが演技にも表れていたと思う」と明かした。
その上で「五輪がピークの状態だったので、その勢いをどうやって維持していくか、見極めるのは大変だった。でも、それもまた一つの経験だと思うし、今回そこから学ぶことができたのは良かった」と前向きに捉えた。
シニアデビューとなった今シーズンは、GPシリーズ初優勝、GPファイナル銀メダル、五輪で銅メダルなど一気に飛躍。演技だけでなく、五輪では社会現象ともなった“首傾げポーズ”で話題をさらった。
「今シーズンの初めは、五輪を含めてこんなに多くの大会に出場するなんてまったく思っていなかった。だからこそ、今日ここにいられることが本当にうれしくて、夢が叶ったような気持ち」と充実のシーズンを振り返った。
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