野球のU-18ワールドカップは9月3日、スーパーラウンドで日本がカナダと対戦し、先制されるも5-2で逆転勝ちした。日本は1次ラウンドから無敗を続けている。
カナダ代表は、MLBドラフトで1巡目指名を受けた選手もいる、メジャー候補生たち。1次ラウンドから一気にレベルアップした相手に、日本代表の真価が問われた。
先発は1次ラウンドでアメリカを完封した佐藤世那(仙台育英)。大きな期待を託されマウンドに上がったが、序盤は2四球に暴投で先制点を謙譲と制球に苦しんだ。だが尻上がりに調子を上げ5安打、2失点、13奪三振で完投した。
打線は先制された直後の二回裏、オコエ瑠偉(関東一)が投手急襲の安打で出塁する。投手のグラブを弾いて内野の間を抜けた当たりに、外野手のカバーが遅れてるのを見たオコエは、快足を飛ばして一気に二塁まで走った。
試合後このプレーについて聞かれたオコエは、「初めてのことなので」と笑顔で応えた。
オコエの走塁で流れを引き寄せた日本はカナダを逆転し、無敗のまま決勝進出へ王手をかけた。
また一歩世界一へ近づいた日本に、「U18の試合、プロ野球顔負けに面白い」「今年のU18みてて楽しいな!」「最近は毎日U18のワールドカップ野球を見ている、本当に面白い」「昨日のオコエくんの走り速い速い。U18絶対に世界一に輝いて!」などの声が寄せられている。
日本の次戦は4日に阪神甲子園球場で韓国と対戦する。
《岩藤健》
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