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ティンバーランド、ホルチン砂漠で200万本の植樹を達成

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ティンバーランド、ホルチン砂漠で200万本の植樹を達成
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ティンバーランドは、アウトドア(自然)保護へのコミットメントの一環として、ホルチン砂漠で200万本の植樹を達成した。

中国北部の内モンゴル自治区内に位置するホルチン砂漠は、1960年代まで緑豊かな草原だった。しかし、過放牧と気候変動が重なったことが砂漠化につながり、スイスの国土に匹敵する広さ(42,300km2)の砂漠が生まれた。この一帯に吹く西風により、砂塵嵐(黄砂)が引き起こされ、中国北部全域、さらには東アジアの他の地域にまで悪影響を及ぼしている。

今回の植樹は、アジアでのCSR活動の重要な一部であり、アウトドア(自然)を守り、生み、蘇らせ、同社が事業を展開するコミュニティをサポートするというコミットメントにこれからも取り組んでいくことを改めて示すものとなる。

植樹のきっかけは、同社社員が2001年に、母国である日本で問題化している黄砂の根本原因を解決するため、同社がホルチン砂漠の緑化で中心的役割を担うよう提案したことだ。その結果、日本を拠点とする特定非営利活動法人緑化ネットワークとパートナーシップを締結。

それから14年、同社は1億2千万円(現在の為替レート換算で約600万人民元)以上を寄付した。また、この緑化プロジェクトのために、従業員がボランティアとして働いた時間は291日に及ぶ。

アジア・パシフィック地区ティンバーランド&スポーツウェア担当バイスプレジデント兼マネージングディレクターのジョン・ギアリングは、「ホルチン砂漠で200万本の植樹を達成したことは、短期的にではなく、これからの世代のために、アウトドアを守るという私たちの継続的なコミットメントを行動で示すもの」とコメント。

これまで、同社と緑化ネットワークとのパートナーシップによって、700ヘクタール(7km2)以上の土地に植樹を実施。この緑化プロジェクトは、政府や民間の他の同様の活動と共に、ここ数年のホルチン砂地の砂漠化地帯の面積減少につながっており、2000年から2010年までの間のホルチン地区での植生生産性は、年率3.9%で改善されている。

同社は植樹活動と並行して、緑化ネットワークと共に、どうすればさらなる砂漠化を防ぐことができるのかについて、現地の人々を啓蒙・教育することにも取り組んでいる。
《美坂柚木》

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