英領バミューダで2017年に行われるヨットレース、アメリカズカップの予選シリーズ「ルイ・ヴィトン アメリカズカップ ワールドシリーズ」第2戦、ヨーテボリ大会が8月29日~8月30日に開催。 ソフトバンク・チームジャパンは「白戸家のお父さん」をあしらったセール(帆)を掲げ、米国、英国、フランス、ニュージーランド、開催国スウェーデンの5チームとレースを行った。 前日の第1、第2レースは4位で2日目を迎えたソフトバンク・チームジャパン。第3レースでは5位と、順位を上げられず苦しむ。だが、今大会最終レースとなる第4レースでは、風速8~10ノットの北西の風が吹く中でロケットスタートを決め、第3コーナーの風上ゲートをトップで回航。 風下へ向かう途中、猛追するエミレーツ・チームニュージーランドに抜かれたが、安定した走りでチーム最高となる2位を獲得した。2日間の合計でソフトバンク・チームジャパンは今大会4位となり、前回ポーツマス大会のポイントと合わせ、ワールドシリーズ総合4位につけた。 ヨーテボリ大会を終えてワールドシリーズの総合成績上位3チームは、1位Emirates Team New Zealand(ニュージランド/72ポイント)、2位Land Rover BAR(英国/65ポイント)、3位ORACLE TEAM USA(米国/64ポイント)となっている。4位のソフトバンク・チームジャパンは56ポイントだ。■早福総監督のコメント 「今思うことがふたつあります。ひとつは、チームワークがよくなってきていて、チームとしての手ごたえを感じています。もうひとつは、とはいっても上位のチームとは差があるので、いかにして成績を上げていくかを課題として取り組んでいきたいと思います。最終日の2レース目をよい結果でフィニッシュしたとき、ハーバーで観戦している皆さんが、日本のチームに惜しみない拍手をしてくださったのですが、これは本当にうれしかったですね。日本でもこのワールドシリーズを開催できたらと思っています」■ディーン・バーカー艇長のコメント 「スタートは好位置をキープできるようになった。また、スピードも問題ない。これは、チームワークが習熟してきたあらわれだと感じます。よいムードのまま練習を重ねたいですが、次のバミューダ大会までは、公平を期すために、決まった日数しかAC45を使った練習ができません。モス級(AC45などと同じく水中翼付きのフォイリングボート)での練習も検討しています。バミュー ダ大会が終わったら、ハイパフォーマンスボートのレースに出場するかも。チームのモチベーションも問題ありません」■ソフトバンク・チームジャパンの今後のレース予定 ・10月6日~10月11日: ゴールドカップ(1対1で戦うヨットのマッチレース、バミューダで開催) ・10月16日~10月18 日:「ルイ・ヴィトン アメリカズカップ ワールドシリーズ」 第3戦アメリカ・バミューダ大会
《編集部》
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