8月29日のブンデスリーガ第3節、バイエルン・ミュンヘンはレバークーゼンと対戦し、3-0で勝利を収めた。前日の会見ではレバークーゼンのサッカーを警戒していたジョゼップ・グアルディオラ監督だが、試合では大差をつけた。
「レバークーゼンは素晴らしい相手だ。最大のとは言わないが、ブンデスリーガのタイトルを争う、素晴らしいライバルだ。とても特別なスタイルのサッカーをする、独特なチームだ。本当に激しいプレーをするし、ボールにたくさんのプレッシャーをかける。だからあまり考える時間をもてない」
レバークーゼンのサッカーをそう分析していたグアルディオラ監督。試合開始から序盤のレバークーゼンは、まさにその通りのサッカーをしてきた。それに対するバイエルンの回答も会見の通りだった。
「ボールを持ってないときに走る必要がある。ボールを持っているときには走らなくていい。ボールを我々のために走らせるんだ。ボールと一緒に走ったならば、レバークーゼンの思うつぼだろう。知的にプレーする必要があるし、ボールを我々のために働かせるんだ。もしボールを持てなければ、レバークーゼンの試合に適応しなければならなくなる」
得意のポゼッションサッカーからボールを回し、奪われても素速く好守を切り替えチャンスは与えない。両チーム中盤で目まぐるしい攻防を展開する。だがUEFAチャンピオンズリーグ・プレーオフを戦ったばかりのレバークーゼンには、試合が進むほど疲労の影響が色濃く見え始める。
バイエルンは前半26分にトーマス・ミュラーのゴールで先制すると、後半はPKで2点を追加した。4連覇を狙うバイエルンが開幕3連勝を飾っている。
《岩藤健》
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