「あと5年しかないと思うか、5年もあると思うか。(ブラジル)リオ五輪で自分の力を確かめて、東京へ向けて新たな準備をしていきたい」――体操・白井健三選手のやわらかい口調のなかに、東京2020への決意が見え隠れしていた。
8月24日、白井選手は羽田空港のイベントに参加。5年後にひかえた東京五輪について聞かれると、焦りではなく自分の成長や進化を楽しむ姿勢を伝えた。
「僕は、『あと5年もある』と思っていいる。5年後は、確実にいまとは違う体操ができる。予想もつかない5年後の自分が楽しみ。いまの自分は5年前とは別人のような体操をしている。だから、これからの5年後も、また違う体操をしていると思う」(白井選手)
いまの白井選手には「人は誰でも失敗するもの」という言葉はない。「オリンピックは絶対に失敗しない選手が選ばれる。失敗は絶対出さないといえるほどの練習量を積む。まず五輪代表メンバーに入ること」と力強く語った。
このイベントを主催したみずほフィナンシャルグループは、五輪競技種目を描いたイラスト(作・茂本ヒデキチ氏)を羽田空港ボーディングブリッジ壁面に掲出し、さまざまな五輪種目を紹介していく。
《大野雅人》
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