ブンデスリーガで4連覇を目指すバイエルン・ミュンヘンは、欧州屈指のビッグクラブとして移籍市場でも話題の中心にいる。最近の主なトピックスはヴォルフスブルクのMFケヴィン・デ・ブルイネの獲得だ。
プレミアリーグのチェルシー在籍時には、2シーズンでリーグ戦わずか3試合の出場にとどまったが、ヴォルフスブルクで大きな飛躍を遂げ、クラブのブンデスリーガ2位に貢献した。
そんな彼にはバイエルンや、マンチェスター・シティが興味を持っていると伝えられてきた。シティは3500万ポンド(約68億円)のオファーを断られたが、さらに金額を増やした新しい条件で勝負に出るつもりだ。
対するバイエルンはどうか。カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、デ・ブルイネ争奪戦には参加しないと表明した。
「彼は非常に良い選手だが我々のメンバーも充実している。彼は売りに出ている選手でもない。バイエルンが獲得を目指さないことは100%だと言っていいだろう」
クラブから出て行く噂がある選手についてはどうか。マンチェスター・ユナイテッドはトーマス・ミュラーを欲しがっているとされ、マリオ・ゲッツェは出場機会を求め移籍の噂が絶えない。しかしルンメニゲCEOは、どちらの選手もバイエルンに残ると宣言した。
「値段はつけられない。トーマス・ミュラーは契約がまだ4年間残っている。なぜミュラーを売る必要があるのか説明できる者は誰もいない。彼はバイエルンにとってピッチ外でも重要な顔だ。マリオは契約が2年残っており、最後まで契約に従いたいと言っていた。彼に退団の意志がないのなら何も起こらないだろう」
《岩藤健》
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