嵐・二宮和也、吉永小百合は「かずなりさんと正しく呼んでくれる」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

嵐・二宮和也、吉永小百合は「かずなりさんと正しく呼んでくれる」

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吉永小百合 (C)2015「母と暮せば」製作委員会
  • 吉永小百合 (C)2015「母と暮せば」製作委員会
  • 12月12日公開『母と暮せば』クランクアップ会見 (C)2015「母と暮らせば」製作委員会
  • 山田洋次監督と主演の吉永小百合 (C)2015「母と暮せば」製作委員会
  • 吉永小百合 (C)2015「母と暮せば」製作委員会
  • 黒木華 (C)2015「母と暮せば」製作委員会
  • 浅野忠信 (C)2015「母と暮せば」製作委員会
  • 12月12日公開『母と暮らせば』クランクアップ会見 (C)2015「母と暮せば」製作委員会
 山田洋次監督の最新作『母と暮せば』のクランクアップ会見が行われ、主演の吉永小百合、二宮和也(嵐)、浅野忠信、黒木華ら俳優陣と山田洋次監督が登壇した。

 本作は作家・井上ひさしの『父と暮せば』の対になるような作品として捧げるために作ったという山田洋次監督初のファンタジー作品。物語は、長崎で助産師として暮らす吉永演じる伸子の元に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二(二宮)が戻ってくるというもの。

 終戦70年となる年に作れたことに何か運命のようなものを感じ、自分の一番大事な作品になるのではないか、という覚悟で製作にのぞんだという、山田監督にも思い入れの強い作品となっている。

 山田監督の作品に出演するのは5度目となる吉永は「今回が一番監督の情熱を感じました。ワンカットワンカット、心からの演出をされていて。ただ私がそれに応えられなくて落ち込んだことが随分あるんですけれども、そんな時に息子の二宮さんがほがらかな演技をしてくださっているので、それにいつも助けられて最後までやりきれたと思います」と述べると、恐縮する二宮。また、山田監督の要望に上手く応えられなかったと話したタイミングでは、二宮が首を横に振って「そんなことない」というように否定する仕草をみせるた。

 一方、山田監督作品に初めて出演した二宮は、「(クラインクインの)前日にすごく緊張したのを覚えています。現場に入ってみると独特の空気を感じまして、監督に紙とペンを渡されて『じゃあ自分の名前書いてごらん』と言われたような感覚に陥りました。『あれ?二宮和也ってこれで合ってるかな?』『ニと宮の間に“ノ”は入ってたかな?』とか、自分で混乱してしまうような……。これではダメだと思いまして、書きなぐるように全力で初日の現場には立たせてもらったのが、すごく印象的です」

 袴姿で二宮が寮歌を歌うシーンについて、とっても素敵な声で歌うのでもうちょっと長く歌ってもらおうかと思ったと話した山田監督は、「僕たちは(当時)あんなに美しい声で歌ってないんですけども、ちゃんと歌えばあんなにいい歌なんだなと思いながら拝見した素敵なショットでしたね」と撮影の想いでを語った。

 本作で親子役を演じた吉永と二宮。以前の会見でお互いをファーストネームで呼び合うなど、仲の良いエピソードを披露し話題となったが、クランクアップし改めて二人の関係について質問が飛ぶと、二宮は吉永に「和也さん」と呼ばれることに、身内にも言われたことがないのでちょっとドキドキしちゃう、と話し、「“かずや”とよく読み間違えられるんですが、“かずなりさん”と呼んで僕の名前の広報活動をしてくれた」と会場の笑いを誘った。

 そして吉永は、「撮影中は(二宮に)本当のお母様より私といる時間の方が長いと言っていただいたんです。ですから、撮影が終わったあともTVなどを見ていてとっても危険なことをしているシーンなどがあると、『大丈夫かしら、うちの息子』と思ったりしております」と、二宮を本当の息子のように感じているようだ。

 また、この日ステージには先日山田監督と吉永が長崎で平和へのメッセージを書いたというランタンと大きな折り鶴が登場。折り鶴には、「核のない世界を祈って」(吉永)、「笑ってみんなで明日を迎える」(二宮)、「幸せに暮らせる毎日を」(黒木)、「喜びをありがとう」(浅野)、「反核」(山田)といった直筆メッセージが書き込まれており、登壇者それぞれの平和への想いが詰まった1羽となった。

 映画『母と暮せば』は12月12日全国ロードショー。

嵐・二宮、吉永小百合は「“かずなりさん”と僕の広報活動をしてくれる」

《non@RBBTODAY》

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