サッカー日本代表は8月9日、東アジアカップで中国と対戦し1-1の引き分け。この結果により日本は3戦で1敗2分けとなり、同大会では史上初の最下位で日程を終えた。
バヒド・ハリルホジッチ監督は韓国戦からメンバー6人を入れ替え臨んだが、攻撃面で劇的な変化は見られなかった。前半5分に宇佐美貴史のシュートがバーを叩くなど、単発では惜しい場面もあったが連携を欠いた攻めが続く。
前半10分にはエリア内で人数をかけて守るも、中国のパスワークに翻弄され先制点を奪われてしまう。苦しい展開の中で存在感を示したのは、北朝鮮戦でもゴールを決めた武藤雄樹だった。
前半41分に槙野智章が出したボールへ左サイドで米倉恒貴が駆け上がり、ダイレクトで中に低いボールを送ると武藤が滑り込みながら押し込んだ。理想的な形で同点に追いついた日本。武藤は後半にもGKと1対1のビッグチャンスを迎えたが、ここは相手のセーブに阻まれ逆転することができなかった。
試合は1-1のまま終了し、日本は未勝利で中国を去ることになった。
《岩藤健》
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