会見の中でハリルホジッチ監督は、6月16日に行われたシンガポール戦を振り返った。ホームの埼玉スタジアムで闘いながら、格下と見られる相手からゴールを奪えず、よもやのスコアレスドローに終わった試合だ。
「日本は史上最もパス成功数が多かった。670本のパスが成功した。31回のシュートを打ったし、19回の決定機を作った。相手はペナルティーエリアに入れず、シュートも1本だけだった。必要なことはすべてやったが、最後の決定的な仕事ができなかった。私の一番の仕事は、日本の大きな問題でもある、得点を取る選手を見つけることだ」
シンガポール戦では不甲斐ない戦いぶりに試合後、サポーターからブーイングも聞かれた。引いて守る相手を崩せないのは昔から続く日本の課題だが、今度の大会でそうした相手へのオプションになる選手は現れるか。
