リバプール所属のマリオ・バロテッリが窮地に立たされている。プレミアリーグで昨シーズン1得点に終わり、クラブの戦力構想から外れているものと思われるが、未だ有力な移籍先は決まっていない。
セリエAでは17歳4カ月でトップチームデビューを果たし、高い身体能力で成功を収めた。だがリバプールでは思うような結果が残せなかった。
イタリアメディアは、バロテッリの代理人がセリエAのラツィオに彼を売り込んだが、獲得を断られたと先日報道した。またUAEのアル・アハリがオファーを出したものの、これはヨーロッパでのプレーを希望するバロテッリ側が断ったとされる。
それならばと代理人はロベルト・マンチーニが監督を務めるインテルにバロテッリを売り込んだ。マンチーニはインテル時代にバロテッリをトップチームデビューさせ、マンチェスター・シティ時代には彼をイングランドへ呼び寄せた人物だ。しかしマンチーニは獲得を断ったと伝えられている。
理由は高額なサラリーや、数々の問題を起こしてきたバロテッリの気性、すでにクラブは今シーズンの戦力を固めており新たなFWは必要としてないなどが挙げられている。
恩師にも断られ行き場のないバロテッリに、「マンチーニにすら見捨てられたバロテッリを、誰が救えるというんだ…?」「この状況に心を入れ替えたバロテッリは今季リバプールで大活躍すると予想」「しかし、アズーリのCFだった選手が、ここまで八方塞りになるとは…」「もう中堅クラブで真面目に評価上げていくしかないのでは?」「今となっては給料が高いだけの中堅選手だからね」など、イタリア代表でも活躍していた数年前には考えられなかった凋落ぶりに驚きの声が挙がっている。
代理人はサンプドリアなど複数のセリエAクラブにも売り込んだとされるが、いずれも話し合いは低調に終わったようだ。
《岩藤健》
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