サッカーの東アジアカップが8月8日に中国で行われた。日本代表は中国代表を2-0で下し、3位で大会を終えた。若手中心で臨んだ新生なでしこは、3試合目にして今大会初勝利を挙げた。
2連敗で迎えた最終戦。日本は前半から積極的に攻めるが中国のゴールを割ることができない。前半を0-0で折り返したハーフタイム、佐々木則夫監督は「引き分けなら4位だよ」と選手に話し、最下位脱出に向け全力で点を取りに行く。
それでも中国の身体を張った守りは崩せず、試合時間が刻々と過ぎ後半43分だった。味方からのパスにオフサイドラインギリギリから抜け出した横山久美が、値千金の先制ゴールを奪う。
韓国戦では自分のミスから失点したと悔やんだ横山。後半38分から投入されたが、佐々木監督には「ミスを取り返してこい」と送り出されたという。
日本は終了間際にも杉田亜未がエリア外からのシュートを決め突き放した。今大会は苦戦が続いた日本。最後は笑顔で終わることができた。
《岩藤健》
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