2014年ツール・ド・フランスでは、石畳ステージでライバルに差を広げたイタリアのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)。しかし、今回第4ステージに登場した石畳ではアドバンテージを築くことはできなかった。
第4ステージの石畳区間は7カ所、合計13.3kmだ。ニーバリは小雨が降る中、チームメイトと一緒にペースを上げたが、石畳は完全なウェットにはならなかった。
積極的な攻撃でこの日の敢闘賞を獲得したニーバリだが、ライバルのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、クリストファー・フルーム(スカイ)、ナイロ・キンタナ(モビスター)にタイム差をつけることはできず、同一集団でゴールした
「僕たちは去年と何も変わってない。唯一、天気が変わったんだ。最後の緩い上り坂の石畳では、誰かが脱落することを願って集団を分断しようとした。最終的に、優勝候補は全員一緒だったし、この特殊なステージのストレスに対処できた」
「でも、ドライだった。だから去年より危険は少なかったし、差を広げるのが不可能だった。先頭で加速する最大の効果は、集団を一列にするだけだった。これ以上はできなかった」
「今日はタイムロスしなくて満足だ。序盤数ステージを終えて、肉体的な調子はいい。挽回しなくちゃいけないタイム差はあるし、チャンスがあればいつでもトライするよ」
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