【ツール・ド・フランス15】モビスター受難、キンタナとバルベルデがそろって遅れる | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス15】モビスター受難、キンタナとバルベルデがそろって遅れる

スポーツ 短信
2015年ツール・ド・フランス第2ステージ、ウィナー・アナコナ(モビスター)らの落車
  • 2015年ツール・ド・フランス第2ステージ、ウィナー・アナコナ(モビスター)らの落車
  • 2015年ツール・ド・フランス第2ステージ、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)
2015年ツール・ド・フランス、7月5日の第2ステージ。悪天候による被害を最も受けたチームのひとつがスペインのモビスターだった。ナイロ・キンタナとアレハンドロ・バルベルデの2枚看板が、そろって1分28秒遅れてゴールした。

レース後半の強風と大雨で、集団内では落車と分裂が相次いだ。モビスターはウィナー・アナコナが2度のクラッシュに巻き込まれ、さらにチーム全員が後方集団に取り残された。

モビスターとともにビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)ら他の多くの有力選手も遅れ、先頭集団のクリストファー・フルーム(スカイ)、アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)らにタイム差をつけられた。

キンタナは、「雨の中でのすべてのクラッシュが、僕たちにとってちょっと不運だった。少しタイムを失ったけど、日々取り返したいと願っている。僕たちはなんとかチームをひとつにまとめた。そしてアスタナと力を合わせて、タイム差を縮めようとしたんだ」と振り返った。

バルベルデは、「重要なのは僕たちふたりが落車しなかったこと。まだ始まったばかりだ。ナイロはダウセットとともに前にいた。でも集団が横風で分裂し始めたとき、雨も降り出し、再びクラッシュが起こった。僕たちは、風があたる左側へ避けた。そしてエシェロン(斜め隊列)が次々にできて、僕たち全員が後ろで追いかけることになった。それ以降は、追走以外何もできなかった」と無念そうに語った。
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