2015年ツール・ド・フランス、7月5日の第2ステージは悪天候で波乱のレースに。その中で、スイスのファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)がステージ3位に入り、総合首位のマイヨジョーヌに袖を通した。
カンチェラーラのマイヨジョーヌ獲得は通算6度目で、着用日数は現役最多の29日となる。
「ユトレヒトに来たとき、これが最後のツールになると話したし、手ぶらで帰りたくはなかった。来年はモンサンミッシェル開幕でタイムトライアルじゃないから、僕の大チャンスは昨日だった。勝利とマイヨジョーヌを逃して、とても落ち込んだよ」
「今朝、いい天気だったので簡単なステージになると思ったけど、レースが始まるとすべてが変わった。強風と大雨でワンデーレースのようなカオスになった。ローターリーのある小さな町を通過したら集団がバラバラになって、僕はマルティンやドゥムランと一緒に先頭にいた」
「スプリントのエネルギーを温存したかったけど、残り25kmであまり残ってなかった。3人のスプリンターの後輪を見て、全力を発揮した。あと10mあったら勝ったかもしれないけど、マイヨジョーヌを獲れてうれしいよ」
「マイヨジョーヌ29日間は大きな意味がある。最初のときから11年後は、特別だね。2004年のリエージュで僕はまだ子どもだったし、すばらしい1日だった。今はある意味ベテランだ。プロとのしての15年間で、多くの成功と思い出をつかんできた。厳しい時間も過ごしてきたんだ」
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