ミスキャンパスたちが情報発信!レコメンド型動画サービス「アンカーパーソン.TV」が7月始動 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ミスキャンパスたちが情報発信!レコメンド型動画サービス「アンカーパーソン.TV」が7月始動

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7月からサービスが始まるレコメンド型動画配信「アンカーパーソン.TV」の記者説明会が開催された
  • 7月からサービスが始まるレコメンド型動画配信「アンカーパーソン.TV」の記者説明会が開催された
  • ブロードバンドタワーの大和田廣樹氏
  • 動画のジャンルは年内に10種類前後へ拡大を予定する
  • キャンパスナビTVの山下静香氏
  • キャンパスナビTVの媒体による大学生コミュニティへの強力なアプローチ力をアピール
  • 日本全国の地域活性化にも取り組む
  • サイトのBGMを担当した柏原収史氏
  • イメージキャラクターの“アンディ”
 ブロードバンドタワーとキャンパスナビTVは、7月から新たなレコメンド型動画配信「アンカーパーソン.TV」をスタートさせる。両社は29日、サービスの内容に関するプレス向け説明会を開催した。

 「アンカーパーソン.TV」は、PCやスマホ・タブレットなどモバイル端末のブラウザで楽しめる動画配信サービス。1本あたり3分前後の尺度にまとめられた動画コンテンツはITテクノロジー、映画、ワインやサブカルチャーなどにカテゴリー分けされており、各ジャンルの専門家や著名人が“アンカーパーソン(司会者)”を務めるレコメンド番組を配信していく。年内には一般ユーザーからの動画投稿を受け付けるシステムも構築し、動画は会員登録を行えば誰でも無料で視聴ができる。URLは「http://www.anpaca.tv/」。

 このたびの新サービスは、キャンパスナビTVが発行する普通株式をブロードバンドタワーが引き受けるかたちでの資本提携により実現した。業務提携はブロードバンドタワーの「アンカーパーソン.TV」とキャンパスナビTVが企画するミスキャンパスと連動させ、首都圏50大学のミスキャンパスを「スチューデントアンカー」に起用して、学生コミュニティの情報促進を図る。

 スチューデントアンカーはそれぞれの出身地域になじみのある地域の情報を動画で発信。キャンパスの華として人気を集める女子学生たちによる、SNSを通じた高い情報発信力を起点に、キャンパスナビTVが運営する学生向けのポータルサイト「e-club」「e-学園祭」やテレビ・ニュース配信事業の「CampusNavi」など、全国290万人の大学生にリーチする媒体との連携により、学生への情報支援、地域活性化、および大学生を基盤とするデータベースの構築を目指す。

■SNSサービスとの連携を軸に展開

 ブロードバンドタワーは、ハウジングサービスやインターネット接続・クラウドサービスを展開するIT・通信のベンチャー企業。本日の記者説明会には同社から取締役副会長 B2Cビジネス担当の大和田廣樹氏が出席し、「アンカーパーソン.TV」の説明を行った。

 今回発表した動画配信サービスの基幹コンセプトについては「現在、新しいメディアとしてSNSが市場の主流となり、色々なムーブメントを生み出している。特に若年層にとってはSNSが大きな情報ソースになっていて、人と人をつなぐマグネットになっている。モバイル機器による“セルフィ(自分撮り)”動画のブームも巻き起こっていることから、一般の方々が気軽にセルフィ動画を撮影して情報を発信できるチャンスもつくっていきたい」とし、SNSサービスとの連携を基軸としたサービスであることを説明した。

 動画のジャンルは7月のサービスイン時点で、ITテクノロジー/映画/ワインの3つになるが、順次、鉄道模型や地域自慢、ファッションやゲーム・アニメなど年内に10以上のジャンルへカバーを広げていく。運営主体にとっての主な収益モデルは、広告やデータ販売、マーチャンダイジングなど。一例として劇場映画「シンドバッド」の三部作では、「アンカーパーソン.TV」上でスチューデントアンカーが魅力を紹介する宣伝展開も予定されている。

■アジアなど海外進出も視野に

 サービスエリアは日本国内にとどまらない。大和田氏は「台湾やカンボジアのパートナーと協業についてディスカッションを進めながら、情報発信の場を拡大していく計画がある。当初はPCやスマホなどのブラウザにより動画を視聴する形態となるが、近くアプリ化も実現したい」とコメントした。

 「アンカーパーソン.TV」では日本全国の地方活性化にも力を入れる。スチューデントアンカーによる地域自慢や、企業とのタイアップも視野に入れているという。また地方の情報を海外にも発信できるプラットフォームを整備したいとする大和田氏は、2020年の東京オリンピックに間に合うように機能拡張を急ぐ考えを述べた。

 さらに大和田氏は「ターゲットは趣味嗜好が強く、ロイヤリティの高いクオリティユーザ、あるいは1日のスマホ使用時間が長い人々。今回、キャンパスナビTVと提携をした大きな理由は、スマホの使用時間が長い学生層を上手につかまえてメディアデータを獲得するため。レコメンド動画によって視聴者にアクションを起こさせて、引いてはビッグデータ解析につながる流れを作っていく。将来はIoTビジネスとしてもアンカーパーソン.TVを起爆剤にしていきたい」と今後の事業構想を描いてみせた。

 キャンパスナビTVはゲッティグループが持つ学生コニュニティへのチャンネルを活用し、学生向けメディアやプロモーション事業を展開する企業。代表取締役である山下静香氏は、「海外旅行者にもっと日本に関心をもっていただき、日本に足を運んでもらえるような情報をアンカーパーソン.TVから発信していきたい」と語る。サービスを海外向けにも拡大していくことで、日本の今のアクティブなニュースを世界に届ける。ミスキャンパスが地方の見所を紹介するプロモーションコンテンツの制作にも意欲を示している。

 説明会には「アンカーパーソン.TV」のスチューデントアンカーを担当するミスキャンパスたちが列席。イメージキャラクターの“アンディ”や、サイトのタイトルロゴやBGMの作曲を担当したミュージシャンの柏原収史氏らも駆けつけ、イベントを盛り上げた。

50大学のミスキャンパスが情報発信……レコメンド型動画サービス「アンカーパーソン.TV」が7月始動

《山本 敦@RBBTODAY》

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